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【今さら聞けない】イーサリアム(ETH)の価値や仕組みを徹底解説

Ethereum

この記事はこんな方にオススメ

  • 仮想通貨に興味がある
  • ETHを買ってみて利用用途を知りたい方
  • イーサリアムの仕組みを知りたい方
DAIJIRO
仮想通貨時価総額ランキング2位のイーサリアムについて切り込んでいきます!

 

イーサリアム系のアプリを使っていると、「ガス代」や「スケーラビリティ問題」などの

 

ワードを耳にすると思います。

 

仕組み自体も解説していきますが、今後の将来性や価格の推移もざくっとご紹介します!

 

イーサリアムはweb3の可能性を大きく広げたプロジェクトと言っても過言ではありません。

 

解説後、理解が深まってETHを買いたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

 

coincheck
入門編:仮想通貨取引所Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を徹底解説!

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それでは、イーサリアムを解説していきましょう!

イーサリアム(ETH)の価値や仕組みを徹底解説

イーサリアムの仕組み

Ethereum

イーサリアムはビットコインとは違いブロックチェーン技術をつかって、

 

アプリケーションを作ったり、webサービスを作れる特徴があります。

 

イーサリアム上で作られたアプリのことを、分散型アプリ(dApps=Decentralized Applications)といい、

 

誰かが管理することなく、決められた条件を満たせたら自動で処理が動く仕組みを作れます。

 

これが後に解説する「スマートコントラクト」です。

 

ちなみにビットコインは決済や送金に特化したブロックチェーンのため、

 

ビットコインチェーンを使って、アプリを作るのは汎用性がなく非常に困難です。

 

またイーサリアムで扱われるETH(イーサ)は仮想通貨の時価総額ランキング2位。

 

イーサリアムは現在進行形でアップデートを重ねており、ワールドコンピュータとして

 

web3時代になくてはならないインフラを目指しています。

 

ちなみにイーサリアムの公式サイトはこちらです。

 

ethereum.org

出典:ethereum.org

スマートコントラクト

smartcontract

スマートコントラクトは、イーサリアムブロックチェーンの要です。

 

イーサリアムブロックチェーン上にプログラムを書くことで、

 

設定した条件を満たすと、自動的に処理を実行できる機能です。

 

例えば、「1ヶ月間、1ETHを預けたら0.01ETHを預けた人に渡す」というプログラムを書いていれば、

 

それが自動的に実行され、誰かが手作業でETHを送金する手間がなくなります。

 

ETHの送金だけでなく、ゲームアプリ、商品の売買や不動産契約など日常生活ののさまざまサービスに

 

活用できる点が期待されています。

 

DAIJIRO
改ざんできず、誰かがサービスを支配していないから注目されています!

 

イーサリアムを使うにはガス代がかかる

gas

ガス代=手数料です。

 

私たちユーザがイーサリアムネットワークとやり取りするために、

 

イーサリアムが必要とするETH(イーサ)のこと。

 

ガス代が設けられている理由は2つ。

 

ガス代(手数料)がある理由

・マイニングするマイナーへの報酬

・セキュリティを強固にするため

 

ガス代は私たちがETHを送金したり、取引を行ったりするとき、

 

それが正しい取引かを、大勢のマイナーが確認して複雑な計算競争を行います。

 

計算競争に勝った人がブロックチェーンにその取引履歴をブロックとして追加し、

 

その労働に対して報酬がETHがもらえます。

 

このマイナーへの報酬を支払うためにも手数料が存在するわけです。

 

そして悪意あるユーザーがハッキングなどでネットワークを攻撃するとき、

 

コスト(ETH)が多くかかるようにすることで、真面目にマイニングした方が儲かるので、

 

イーサリアムネットワークのセキュリティが担保されています。

 

ぶっちゃけ、本当にイーサリアムがハッキングされると、不正に手に入れたETHの価値が暴落するので、

 

ハッキングする側としても旨味がなく、意味ないんですよね・・・。

 

DAIJIRO
セキュリティを維持するためにガス代(手数料)は存在するけど、高騰するのが課題なのです・・・。

 

PoW(Proof of Work)とPoS(Proof of Stake)

PoS

イーサリアムはPoW(Proof of Work)という仕組みで取引の承認、処理を行なっていますが、

 

これには課題があるため、PoS(Proof of Stake)という仕組みに移行しする改善計画があります。

 

超シンプルに2つの仕組みの違いを話すと下記の通り。

 

ポイント

・PoW・・・たくさん計算処理した人に仮想通貨をあげる仕組み

・PoS・・・仮想通貨を金庫に預け入れて、多く、長く預けている人に仮想通貨をあげる仕組み

 

ビットコインもイーサリアムも2022年7月現在、PoWという仕組みを使っていますが、

 

イーサリアムはすでにPoSという仕組みに移行しつつあります。

 

PoW(Proof of Work)は、ブロックチェーン上での取引履歴を記録していくため、

 

取引が正しいものか、マイナーが検証し、取引履歴をブロックに詰めて記録するために計算競争を行います。

 

その報酬として仮想通貨が得るのですが、

 

これに対し、PoS(Proof of Stake)では仮想通貨をより多く、

 

そして長くもっていることが報酬条件に反映されます。

 

取引が正しいか、承認する人が選ばれるのですが、

 

その選定基準が仮想通貨を「多く」「長く」もった人が当選され、

 

承認すると報酬として仮想通貨をゲットできます。

 

PoS(Proof of Stake)のメリット・デメリット

pros and cons

PoSのメリット

・過剰な電力消費削減

・セキュリティ向上

 

PoW(Proof of Work)では早く計算できるマシンパワーを持っている人が有利です。

 

そのため企業がマイニング工場を作って、大量の電力を消費しながらマシンを稼働させ、

 

マイニング報酬として仮想通貨を得ている現状があり、環境問題として昨今、取り上げられています。

 

コラム:ビットコイン、最大の欠陥は温室効果ガスの大量排出

出典:REUTERS

 

またセキュリティ面では、仮想通貨ネットワークへの攻撃として「51%攻撃」が取り上げられますが、

 

PoSはこの51%攻撃を防ぐ可能性がさらに上がります。

 

悪意のあるマイナーがブロックチェーンネットワーク過半数の計算能力をもったとき、

 

ブロックチェーンの記録を書き換えてしまえる問題です。

 

実際に起こったことはありませんが、PoSであればどんなに計算能力が高かったとしても、

 

取引を検証する人が、仮想通貨を「多く」「長く」持っていた人が承認するため、

 

潜在的に不正に加担されるリスクが減り、51%攻撃的が発生する可能性は極めて低くなります。

 

DAIJIRO
PoSでは家庭用のPCでもマイニングできるぐらいの電力でOK、誰でもマイニング報酬をゲット可能です!

 

PoSのデメリット

・仮想通貨の流通量が悪くなる

 

PoSは仮想通貨を「多く」「長く」保有している人が有利なため、短期間で売却する人が減ります。

 

となると、仮想通貨を買いたい人がいても売る人が少ないので、その仮想通貨全体の流通量が少なくなります。

 

流通量が減ると利用者も減るので、イーサリアムを使ったプロジェクトも生まれにくくなるという欠点があるのです。

 

DAIJIRO
有名じゃない仮想通貨だとなおさら流通量が減って、人気のない仮想通貨になってしまいますw

 

イーサリアムのスケーラビリティ問題

スケーラビリティ問題とは?

problem

ズバリ、「ネットワークの効率が悪い」こと。

 

イーサリアムはイーサリアムブロックチェーン上でたくさんのアプリを動かすことができるプラットフォーム。

 

そして、非中央集権的なネットワークですので、誰でも自由にアプリを作ることができ、

 

かつ、運営者に支配されることもない、画期的な技術です。

 

しかし、利用者が増え過ぎるとネットワーク全体の処理が追いつかず、

 

取引も混雑するので、手数料が高騰します。

 

手数料を多く支払ったユーザから取引が処理されるため、

 

自然と手数料(ガス代)は高くなっていくんですね。

 

総じて、イーサリアムの「スケーラビリティ問題」と呼ばれ、

 

利用が広がっていかない原因となっています。

 

DAIJIRO
イーサリアムは1秒間に約15件しか処理できないので、この課題はイーサリアム登場初期から存在しました。

 

イーサリアムの将来性

イーサリアム2.0

Ethereum2

「取引が混雑して処理が遅い」「手数料が高い」

 

これではいろんなアプリを作っても、ごく少数のお金持ちしか使えないアプリばかりになってしまいます。

 

この課題を解決するため、「イーサリアム2.0」という大規模なアップデートが2015年から開発され続けています。

 

すでにアップデートは最終段階「The Merge」に差し掛かっており、完了すれば、

 

「1秒間に約10万件の取引を処理」「手数料は少ない」状態の

 

イーサリアムネットワークとなり、

 

利用者が多くなることは容易に想像できますね。

 

価格の推移

最後にイーサリアムの価格の推移を見てみましょう!

Ethereum

出典:CoinMarketCap

 

2022年7月現在では1ETH=約14万ほどとなっています。

 

下記の表ではざっくり1ETHあたりの価格推移をまとめてみました!

2017年 約18万円 仮想通貨元年と呼ばれ、ビットコインを始め、多くの仮想通貨が急激に値上がりした。
2018年 約1万円 バブルが崩壊し、仮想通貨は大暴落。G20サミットでも仮想通貨規制が話題になる。
2019年 約2万円 仮想通貨取引所最大手Binanceがハッキング被害、Facebook社の仮想通貨Libra発表。
2020年 約5万円 新型コロナウイルス発生。多くのDeFiサービスが登場。
2021年 約53万円 ETHが史上最高額更新。NFTブーム到来、中国政府が仮想通貨取締を強化。
2022年 約14万円 ウクライナ危機、米FRBによる金融引き締め政策実施、Terra=LUNA事件で暗号資産は冬の時代に。

 

まとめ

Ethereum

2013年にヴィタリック・ブテリン氏によって考案されたイーサリアムは、間も無くイーサリアム2.0の

 

アップデートを終えて、web3のインフラになろうとしています。

 

イーサリアムが使いやすくなれば、既存のアプリケーションも改善され、利用者も急増することでしょう。

 

またイーサリアムネットワークはNFTとしても利用され、NFT市場を大いに盛り上がる可能性を秘めています。

 

最後にイーサリアムについて、まとめます。

 

イーサリアムのまとめ

・現状、処理が遅く手数料も高いという「スケーラビリティ問題」を抱えている。

・スケーラビリティ問題は来たるイーサリアム2.0のアップデートで改善される。

・イーサリアム2.0になると利用者が増え、ETHの価格も上昇する可能性あり。

 

みなさんのイーサリアムへの理解が深まれば幸いです!

 

また興味のある方はヴィタリック・ブテリン氏のWebサイトも紹介しますので、参考までに!

Vitalik Buterin's website

出典:Vitalik Buterin's website

 

ETHに興味が出てきた、買ってみたくなった方は、下記の記事からどうぞ!

 

coincheck
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